RPMの歴史
「RPM(Racing Project Murashima)」は、東京都八王子市に本社を置く株式会社アールピーエムが展開している、オートバイや自動車のマフラー製造メーカーです。
取扱をしているマフラー規格は、日本メーカーのHONDAやカワサキ、SUZUKI、YAMAHAの他、apriliaやGILERAなど海外有名メーカーにも対応しています。
マフラーの他にもオリジナル商品としてバイクウェアやステッカー・エンブレム、エンドバッフルといったバイクパーツを多く扱っており、まさにバイク好きが通好みするメーカーとしてよく知られているでしょう。
「RPM」というブランドが誕生して既に35年以上となっており、かつて1990年代頃に訪れた2輪車ブームの時期には多くのライダーたちが競って「RPM管(通称P管)」を自分の愛車に搭載しようとしたものでした。
その時期の印象が強いこともあって「RPM管=ヤンキー、暴走族、不良」といった印象がまだ持たれていることもあるようです。
実際バイク全盛期の頃のRPMのマフラーは非常に音がうるさく、バイクに興味のない人にしてみれば迷惑に感じるということもありました。
ただしその後二輪業界には大きな規制が入ったことから、従来のような騒音が大きいRPM管はなくなっており、以前のRPMを知っている人からするとびっくりするくらい静かな性能となっています。
RPMの代表的な製品
マフラー専門メーカーということでかなり特殊な位置づけとなっているRPMですが、かつて多くのライダーの心を掴んだのはその「P管サウンド」と言われる独特の音でした。
規制後となった現在も、マフラーに求められる性能を維持しつつ、音量や排ガス基準をJMCA認定によるものとしており、それでいて「P管サウンド」を感じさせるつくりとなっています。
また新型モデルに対応するマフラーを作りつつも、クラシックバイクと言われる旧基準のバイクも廃車にすることなくそのまま製品として流通させているところも、メーカーとしてのこだわりと言えるでしょう。
昔からRPMのマフラーには黄色地に緑文字のステッカーが貼られており、これを搭載して走るということがライダーとしての一つのアイデンティティになっている部分もあります。
なおオリジナル商品として販売されているウェアなどにもこの黄色と緑色の独特のロゴマークが採用されており、見る人には「あ!あれだ!」という強烈なインパクトを与えてくれるのです。
RPM製品の特長・おすすめポイント
RPMはリプレイスマフラーとして販売されている製品であることから、バイクを自分流にカスタマイズしたいという人に適しています。
バイクを長く乗っていると、性能面だけでなく乗っているときの乗り心地や振動、音といったものをもっと楽しみたいと感じるようになってきます。
そんなときにP管に付け替えをしてみることで、純正マフラーにはない独特のマフラー音を体感できるでしょう。