AKRAPOVICのテクノロジー
アクラポヴィッチは会社が設立した当初からのビジョンが変わっていないのです。
それが作り出すのは、最高級クオリティーのマフラーです。
ヨーロッパで最大級のエキゾーストメーカーで、1990年にスロベニア共和国でイゴルアクラポビッチによって設立されます。
レーサーだったイゴルは、当時のエキゾーストに限界を感じていたそうです。
完璧主義を貫くことで知られているイゴルは、高品質のエキゾーストシステムを求めて自ら製造分野へ入ります。
イゴルが世界に認められるのは早かったのです。
レースでの経験を生かし、妥協を許さない信念で常に最高のパフォーマンスを発揮しています。
日本にもそのエキゾーストは渡ってきます。
1999年のスーパーバイクワールドチャンピオンシップでは、日本のチーム全てがアクラポヴィッチのマフラーを装着しています。
多くのワークスチームに支持され、レースのフィードバックで商品開発に力を入れ、世界に知られる巨大エキゾーストメーカーへとなります。
当初は6人でスタートしたアクラポヴィッチは、後に広大な工場になって多くの従業員を抱える大企業となります。
従業員が一つになり「最高のエキゾーストシステムを作り出す」という信念をもって取り組んでいます。
MOTO-GPやワールドスーパーバイクのトップカテゴリーだけではなく、世界中のライダーの為にも開発・製造に力を入れています。
近年ではアフターパーツ以外にも、バイクメーカーの純正オプションマフラーとして採用されていますので、高い品質と信頼性がある証拠だと思います。
フルエキゾーストとスリップオン
車でマフラー交換をすると触媒のところから交換すると思いますが、バイクのマフラーはエンジンからそっくり外して交換する方法と、後ろだけを交換する方法があります。
どちらもメリットデメリットは存在します。
フルエキゾーストの場合、マフラーそのものを外して付いていた通りに付け直すだけでマフラー交換が簡単に行えます。
しかしフルエキゾーストの場合、マフラー全体の交換になりますので金額も高くなってしまいます。
スリップオンマフラーというのは、純正マフラーのサイレンサー部分をカットして交換するというものです。
これは純正マフラーをカットしなければいけないので、どの場所でカットするかを決めないと、マフラーステーの関係もありますのでショップに任せた方が安心です。
しかし、サイレンサー部分の交換になりますので金額はフルエキゾーストに比べてかなり安く交換ができます。
どのくらい違うかというと、使っている素材と構造等で変わってきますが、フルエキゾーストだと19万円するものがスリップオンだと10万円で購入できます。
倍もの違いがでてくる場合もあります。
ただ、フルエキゾーストで交換した場合は、そのサイレンサー用に考えられた排気に対する中間パイプの形や出力に対する径等が緻密に計算された設計になっていますので、パワーをスリップオンよりも感じられると思います。
スリップオンは純正中間パイプを使いますので、フルエキゾーストに比べると性能は多少なり落ちてしまうとは思います。
しかし、約半額程で交換が可能ですので、本格的にしたいという人はフルエキゾーストを、お手軽にドレスアップしたい人はスリップオンという感じに考えるといいかと思います。
ただし、スリップオンの場合純正中間パイプを使用しますので、パイプの径を測ってから購入するように覚えておく方がいいと思います。
アクラポヴィッチのサイレンサーは、カーボンになっていて凄くレーシーなデザインになっています。また、チタンも使っていますので高強度と軽量化を実現している、本格的なマフラーを提供しています。
スポーツタイプのバイクには物凄く似合うと思います。
そのタイプを乗っているライダーの方にはお勧めしたいアクラポヴィッチですので、是非店頭で見かけたら一度見てみてはいかがでしょうか。