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  3. ランドアバウトの走り方
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ランドアバウトとは?

ランドアバウトというのは交差点の一種で、信号機が設置されていないタイプのものです。
交差点が円形をしていて、複数の方向から進入できるようになっています。
多くのランドアバウトは交差点の中央に島が作られていて、その部分には車も歩行者も入れません。
その周りを囲むように環道という、やはり円形の車線が設けられています。

それぞれの道路から交差点に入る部分には分離帯が設けられていて、左右の車線を間違えずに済む工夫がなされています。
そして、この分離帯があるあたりに横断歩道が作られていて、歩行者や自転車が通行します。

バイクや自動車がランドアバウトに進入する際には、どの道路からでも徐行して入る必要があります。
そして、環道に入ったら時計回りでぐるっと回り、進みたい方向に向かって交差点から出ることになります。
先行車が環道の中にいる場合は環道にいる自動車を優先し、その後から進入するルールとなっています。

このようにランドアバウトは、信号機がなくても順番を守ればどの方向からも自由に入れるのが特徴です。
先行車がいなければ一時停止をする必要も基本的になく、楽に進んでいけます。
信号による待ち時間がありませんので、スムーズに全方向からの通行が可能で均等に進行できるのがメリットです。
日本でもさまざまな場所で設置されるようになっていますが、特に地方部での採用が多く見られます。

ランドアバウトとロータリー交差点の違い

ランドアバウトと似た交差点にロータリーがあります。
交差点の作り自体は同じで、中央が円形になっていて、その交差点にどの方向からも自由に車が進入できます。

この2つの違いは、どちらに優先権があるかという点です。
ランドアバウトの場合は環道にいる自動車が優先となりますが、ロータリーの場合は道路から交差点に進入する車が優先となります。
そのため、進入する車があったらロータリーの中で徐行もしくは停止して譲らないといけないのです。
また、一部のロータリーでは交差点に信号が設けられていることもあり、常に車が流れているランドアバウトとは異なります。

バイクで走る時の注意点

ランドアバウトの通行方法はバイクも自動車も同じです。
交差点に入る場合は左にウィンカーを出して、環道に先行車がいないか、いてもスペースが十分にあるかどうかを確認します。
その上で徐行して交差点に入ってから、出たい車線に差し掛かった時に左ウィンカーを出して左折します。

バイクの場合は、自動車の死角に入ってしまうこともあります。
ランドアバウトだと複数の車が交差点に入り混じっていますので、巻き込み事故などの恐れが出てきます。
十分に交差点進入時、左折時には注意しましょう。