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モトグッチについて

「モトグッチ(Moto Guzzi)」は、イタリアのオートバイメーカーです。
現在はオートバイメーカー、ピアッジオの傘下メーカーとなります。
アクイラ(鷲)のエンブレムが印象的なモトグッチは、第一次世界大戦時にイタリア空軍に召集されたときに、偶然有名レーシングライダー「ジョヴァンニ・ラヴェッリ」、エンジニア「カルロ・グッツィ」、富豪「ジョルジョ・パローディ」の三名の出会いがきっかけで生まれました。
ただし、ラヴェッリは航空機事故で亡くなりました。

しかし、その友情の象徴として、イタリア空軍でも使われているアクイラ(鷲)を会社のエンブレムとして使用しています。
二人は1920年に試作車「G.P」製作とともに、1921年「モトグッチ」を設立しました。
戦前はオートバイレースに積極的に参加していたものの、1957年からはレース活動に力を入れていません。

基本的にイタリアをはじめ海外のオートバイメーカーはレース参入で培った技術をスポーツモデルにフィードバックするのですが、モトグッチの主軸製品はツーリングモデルであり、どのモデルも「ツーリングの快適さ」が意識されていることも特徴です。
日本での正規ディーラーは「福田モーター商会」でしたが、2012年以降はピアッジオグループジャパンがモトグッチ製品全体を取り扱っています。

現在のモトグッチ

モトグッチのバイクは、現在は空冷縦置き90°V型2気筒エンジンを使用し、アメリカン、スーパースポーツ、ネイキッド、デュアルパーパなど、幅広い車種を販売しています。
また、シャフトドライブもモトグッチの特徴で、メンテナンス、静音化の点で優れています。

現在のラインナップ(一部)

「California 1400 Custom」…エンジンは排気量1380ccの空油冷4サイクル90°V型2気筒SOHCを使用したモデルです。
いわゆるクルーザー、アメリカンタイプのバイクとなりますが、ハンドリングは軽快で、MGCT(トラクションコントロール)をはじめとした電子制御技術、セーフティシステムが装備されていて、安全性と走行性が高いモデルとなります。

「V7Stone」…ガソリンタンク部分のモトグッチのロゴが印象的で、オーソドックス、シンプル、クラシカルなモデルです。
低回転型エンジン、22リットルのガソリンタンク、比較的軽量の車体、燃料消費が以前のモデルと比較すると10%向上しており、ロングツーリングにより適したモデルとなります。

「1200 SPORT 4V ABS」…ネイキッドスタイルのモデルです。重低音かつ5600回転のV型新世代エボルツィオーネエンジン、ABS標準装備、剛性の高いツインクレードルスティールフレーム、アジャスタブル・リアショックといった装備がふんだんに使われているモデルです。
快適なツーリング性能と、スポーツ性能の両立を可能としていて、「モトグッチで走る楽しみ」が最高に味わえるモデルです。