noimge

フサベルの歴史と特徴

フサベル(Husaberg)はスウェーデンのバイクのブランドで、1988年1月に創立されました。
スウェーデン陸軍のデモンストレーションチームが公式オートバイとして使用しているなど、スウェーデンでは非常に人気のあるバイクメーカーです。
2013年からはハスクバーナと統合したため、サーベルモデルは生産が中止となり、純正パーツも2020年に提供が終了となっています。

フサベルは、もともとハスクバーナから独立したメーカーで、1995年にはKTNに買収されています。
その後、フサベルがハスクバーナを買収して統合しています。
ハスクバーナと統合してからも人気モデルを精力的に発表し続けているので、フサベルの良さを知りたい人は、ハスクバーナの新モデルを試してみるのもいいかもしれません。

ハスクバーナ(HUSQVARNA)は1903年に創業されたスウェーデンの会社で、19世紀後半にはすでに自転車の製造を始めており、1903年に最初のオートバイ「ヒュースキー」を発表しました。
現在ではエンデューロやモトクロス、スーパーモタードなどを製造しています。
フサベルのバイクは、大柄な人が多いスウェーデンの製品だけあって、シート高がどのバイクも高いのが特徴です。
ですから、身長が少なくとも180cm以上の人におすすめのバイクと言えるでしょう。

フサベルの人気車種

2011年までに発表されているフサベルの人気モデル「FE390」「FE450」「FE570」は、前傾70度シリンダーの、風変わりなデザインのエンジンを搭載していたのが特徴です。
ところが2013年になって、KTMベースのモデルに変更された4ストロークエンジンシリーズが発表され、フサベルの特異性は払拭されました。

フサベルの「FE250」「FE350」「FE450」「FE501」には、いずれもポリアミド樹脂製のサブフレームが採用されています。
ポリアミド樹脂というのは防弾チョッキなどにも使われている素材で、柔軟性に優れているのが特徴です。
エンデューロでは崖っぷちや岩がゴロゴロしている場所を走ることが多いので、従来のアルミ製よりも樹脂製のサブフレームの方が適しているのです。

マシンが倒れると、アルミ製のサブフレームの場合、曲がってしまって元に戻らないという不都合がありますが、樹脂製のサブフレームには自己復元性という大きなメリットがあります。
段差を飛び降りた時などもショックを吸収してくれるので、他のメーカーのバイクよりも格段に扱いやすい点がフサベルのバイクの特徴です。
どんなにハードな路面でも、長時間走っても疲れにくいのがフサベルのバイクの特徴と言えるでしょう。
ひと目でフサベルとわかる、スウェーデンの国旗と同じブルーと黄色のカラーもおしゃれです。