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CAGIVAという会社を知っていますか

創立者のCA(Castiglioni)、GI(Giovanni)さんと創立地名VA(Varese,Italy)、これらの頭文字をとってCAGIVAになったそうです。

どのような会社かというと、1950年に金属部品製造会社として創立しました。
1978年にモーターサイクル事業に参入し、赤とシルバーのカラーリングで今でもお馴染みとなっています。

翌年の1979年には8機種を生産できるまでになります。
この時排気量は125ccから350ccまでを手がけています。
1981年頃モトクロスやエンデューロ等のオフロードを開発し、得に小排気量モデルで人気が出ます。

1983年DUCATIの製造販売権利を獲得します。
これによって、大排気量の製造が始まります。
DUCATIも未だ人気で、CAGIVAと同じ赤で有名なメーカーです。
バイク乗りなら一度は乗ってみたいと思うメーカーだと思います。

CAGIVAはバイクの製造販売だけではないのです。
1980年にはドイツのレースにVirginio FerrariというライダーがCAGIVAネームで正式デビューします。
1992年にハンガリーで行われたレースで初優勝をし、これによってCAGIVAの名は世界に知れ渡ります。

MITO125

MITO125は水冷2ストロークエンジンにフロントフォークに倒立サスを採用しています。
低排気量での倒立サスを採用している車種は国内にあまり出ていませんので、かなり希少だと思います。

続いてブレーキ関連はフロントリア共にブレンボ社を採用し、ブレーキングについては申し分ない制動力があります。
トップブリッジにはステアリングダンパーを配しています。
これにより、直進性、カーブ時に車体を倒した時のハンドルの安定性が向上します。

低排気量で、倒立サスとブレンボのブレーキを装備している車種は国内では見ないと思います。ここまでの装備があるとツーリングも安心してできると思います。

ラプトール650

ラプトール650はネイキッドで、2006年に発売開始しています。
ライトの上に小さなメーターバイザーがついています。

三角形がいくつもついているような見栄えがあるフレーム、メーターバイザーとフロントフェンダーには空気抵抗を考えてのダクトがあり、見た目にもずっと見ていたくなるデザインです。
エンジンは水冷4バルブV型2気筒で、パワフルな仕上がりとなっています。

もちろん、フロントフォークは倒立サスでダブルディスクです。
この機種は1000ccモデルもあります。

Vラプトール1000

Vラプトール1000はラプトールシリーズで、上記のラプトール650と見た目がほとんど一緒です。
大きく違うのが、ラプトール650ではメーターバイザーだったのがVラプトールではヘッドライト一体のカウルに変更されています。
ヘッドライトの形も変わり、ハーフカウルを着けたデザインになります。

こちらのエンジンも水冷4バルブV型2気筒を搭載し、ラプトール650と同じくパワフルなエンジンとなっています。
排気量を抑えたVラプトール650も販売しています。
Vラプトール1000は、ぱっと見1000ccには見えない程コンパクトに仕上がっています。
足つきも良く、小柄な人でも扱いやすい車種となっています。

今では希少となっている2ストロークエンジンの原点がここにあるような気がします。
環境汚染の問題により、今では2ストロークエンジンは規制がかかっており、近い未来走ることができなくなってしまう可能性が高いです。
その中でもCAGIVAのエンジンは、厳しい検査もクリアしてきた2ストロークエンジンです。
まだまだ人気のあるエンジンだからこそこれからもその音を聞けるように、クリーンな2ストロークエンジンの開発をしていただきたいですね。