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ベータの特徴と歴史

エンデューロ世界選手権などでおなじみのバイクメーカー「ベータ(Betamotor)」は、イタリアのトスカーナ州で1904年に創立された会社です。
創立当初は自転車の製造販売を手掛けていたベータですが、1948年からオートバイの製造をスタートしています。
日本では富山県南砺市岩木にあるベータモータージャパンが総代理店になっており、Webサイトで新車情報を確認することができるほか、純正パーツもここで扱っています。

ベータは1960年頃まではオンロードバイクを生産していたのですが、それ以降はオフロードバイクをメインに切り替え、現在に至っています。
1987年・1989~1991年・1997~1999年はトライアル世界選手権においてシリーズチャンピオンの快挙を成し遂げ、エンデューロでも2016年の世界選手権E3クラスでワールドタイトルを獲得した後、2018・2019年の世界エンデューロ選手権でGP・E1・E3の3クラスを制覇しています。

ベータの人気車種

ベータのバイクの中で特に人気が高いのは、トレッキングマシン「ALP125」「ALP200」です。
ALPは20年間にわたってロングセラーを続けている人気モデルで、日本でもベータモータージャパンがALP200を正規輸入をしています。
価格は58万8000円と手頃で、スズキ・ジェベル200用エンジンを搭載しているので、親しみやすいモデルといえるでしょう。

シートの座面高は830mmで、乾燥重量は108kgと扱いやすいのもALP200のメリットです。
トレッキングマシンとはいえ市街地でも問題なく乗れるので、トレッキングと街乗りの両方がこなせる一台を探している人にはぴったりのモデルです。
軽くてスリムなデザインなので、渋滞時にも大活躍しそうです。

エンデューロ用のバイクの中では、ミラノショーで発表された「RR 2T 125」に人気が集まっています。
RR 2T 125はエンデューロ世界選手権に参加するヤングライダーのために作られたリアルエンデューロレーサーで、どんなシーンでも車体が安定しているのが魅力です。
ベータのバイクは中古も出回っていますので、まずは中古車で性能を試してみたいと言うのであれば、いろいろ探してみるのもいいかもしれません。

「BETA X-Trainer 250」は2015年式や2018年式のものが比較的見つかりやすいので、中古バイク店にあらかじめ言っておけば、良いコンディションの中古が手に入ることがあります。
「Evo2T 250」や「Evo2T 300 Factory」「RR2T 250」なども中古で探しやすいモデルです。
価格的には「X-Trainer 250」の場合、97万円から99万円程度が目安です。