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アプリリア(Aprilia)について

「アプリリア(Aprilia)」は、ヨーロッパ最大規模のオートバイメーカーです。
イタリア国内だけで、正規販売代理店は250、人店販売店は800、世界の29の国で1800以上のディーラーで販売されています。
また、レースシーンにおいてもワールドタイトル獲得数は34と、そのブランド価値は世界トップクラス、様々な成功を収めてきたオートバイメーカーです。

その歴史は、元々は自転車の生産を第二次世界大戦後にスタートさせた創業者「バリエ・アルベルト・バッジオ」、そしてその経営を引き継いだ「イバノ・バッジオ」が1974年にモトクロッサー製作をスタートさせたことから始まります。
モトクロス世界選手権に参戦したアプリリアは、1977年にレプリカモデル販売を成功させ、80年代にはオンロードモデル、トライアル、エンデューロなど様々な車種の製作・販売を行いました。
レースで培ったデータ・ノウハウを市販車に詰め込める、ブランドの知名度を広げることができるということで積極的にレース活動を行ったアプリリアは、当時の小排気量ロードレース(125cc、250cc)では圧倒的でした。

そして90年代からは、スクーターなどのオートバイも製作し、今現在のラインナップのようにジャンルにこだわらない高品質なバイクの製作を行っていましたが、レース活動資金膨張や事業拡大、経営戦略などにおいて失敗し、2004年8月にイタリアのオートバイ・自動車メーカー「ピアッジオ」の参加、2005年にBMWとの業務提携を経て、今の形態に至っています。

現在のラインナップ

現在のラインナップは、スポーツ性能の高い、アプリリアのレース経験のノウハウを詰め込んだ「Motorcycles」モデル、スポーティでダイナミックな動きと扱いやすさを両立させた杯パフォーマンスな「Scooters」モデルになります。
Motorcyclesモデルは50cc~1200cc、Scootersモデルは50cc~850ccと幅広いモデルが用意されていることもアプリリアの特徴です。
また、Motorcyclesモデルにはもちろん、Scootersモデルにも豊富なレース経験で培った技術が採用されているのも特徴です。

モデル紹介

「RSV4」…4ストローク、999ccのスーパースポーツモデルです。カセットタイプトランスミッション、FCC製スリッパークラッチなど、元々レース参戦を目的としたモデルですので、様々な最新技術が使用されたRSV4は、他社のスーパースポーツモデルの一歩先のスペックを歩いています。
2010年、スーパーバイク世界選手権ではライダー、マックス・ピアッジがRSV4でチャンピオンに輝きました。また、フラッグシップモデル「RSV4 Factory」は、各パーツの充実と、どのライダーでもマシンの性能を活かせるように、「APRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)」という様々なコントロール機能を持たせたモデルとなっています。

「SRV850」…スクーターでありながら大排気量のエンジンのモデルが「SRV850」です。
スクーターでありながらスーパースポーツモデルと変わらない性能を備えている「SRV850」、さらに「SRV850 ABX-ATC」モデルは、2チャンネルABS、トラクションコントロールシステムといった安全技術を装着することによって、大排気量、パワフルなSRV850の安全性、制動力を高めています。