日本海オロロンラインを走り抜く
北海道の日本海側は小樽から稚内まで直線上の海岸線が続く、日本国内どこ探してもここまで超ロングな海岸線はないでしょう。
しっかり舗装されているので、初心者向けです。
果てしなくどこまでも伸びる道路は、いずれ広大な牧場の中へ伸びていきます。
荒涼たる牧場に面した道路は数百キロ先にまで伸びているので、どこまで行っても同じ風景が続くため、居眠りに注意しなければなりません。
もっとも周囲にぶつかるものがなく、数時間に一度対向車があるかないかなので、牧場につっこんで止まるか、ガソリン切れで止まるかです。
逆に言えば給与所は数百キロ先の町までないので、途中でエンジントラブルを起こしても、助がめったにこない事になります。
特にふぶきやすい冬は、命に関わってくるので、ツーリング前の愛車の整備は丁寧にしておかなければなりません。
厳寒の季節にオロロンラインは、危険すぎるので柔軟なルート選びが重要です。
北海道で温泉を楽しむ
北海道は温泉が意外と多いのです。
小樽温泉は全国でも有名ですがオロロンラインを走っている間も、ふってわいたように保養センターと出会う事があります。
その多くは源泉かけ流しなので、ぜひ旅の疲れを癒していきましょう。
小樽を出て最初に出会えるのが、番屋の湯です。
カピバラ専用の立派な露天風呂が準備されており、カップルで仲良く湯につかるかわいい姿をみながら、グルメ味わえます。
もちろん人間様の天然露天風呂もあるので、ゆっくりつかっていってください。
増毛にある岩尾温泉あったま~るは、日本海の美しい夕日をみながら、天然露天風呂にゆったりつかれるという事で、近隣でも人気の大衆浴場です。
お隣の岩尾温泉夕陽荘は文字通り夕日が楽しめる温泉宿です。
稚内源泉かけながしの温泉宿童夢は、道内でも有名な温泉施設であり、国内最北端の温泉になります。
露天風呂もあり、海鮮料理もおいしいです。
名所&休憩所も豊富
石狩を過ぎてからいくつもの長いトンネルをくぐった先にあるのが白銀の滝です。
さほど大きな滝ではないのですが、ごうごうと爆音をたてて雄大に流れ落ち様をみているだけで、開放感にひたれます。
少し先にあるレストハウス雄冬川上では、ウニたっぷりの贅沢なうに丼や海鮮丼がおなかいっぱい食べられる事で人気です。
黄金岬 波濤の門は夕日の名勝地で、遠方からの来訪者も多い場所です。
近くにキャンプ場もありますが、キオートキャンプをするなら小平町がおすすめです。
施設も整っているので、キャンプに慣れていない人も安心して利用できます。
手前に立ち寄り温泉もあるので便利です。
ぜひ小平町まできたら、ぜひ立ち寄りたいのは国定有形文化財にもなっている番屋です。
かつてニシンが大量にとれていた時は、漁師たちが共に寝泊まりして、ここからニシン漁に出ていたのです。
道の駅が隣にあるので、休憩場にもなります。