竜神大吊橋の魅力

竜神大吊橋は、茨城県常陸太田市にある本州一の長さを誇る吊橋です。
全長は375mとなっており、建築様式として「竜」をモチーフにしているところに大きな特徴があります。

2006年に大分県に「九重夢大吊橋」が完成したことで残念ながら日本一長い吊橋ではなくなってしまいましたが、12年にわたり日本一の吊橋として多くの観光客が訪れていました。
現在でも迫力のある渓流の間にかかる景色は関東圏の絶景スポットとして人気があり、休日や夏場のシーズンになると多くのツーリングライダーも訪れています。
常磐道周辺から茨城県内に入ると、街中のいたるところに「竜神大吊橋まで○○km」という看板がつけられているので、それほどナビに頼らなくてもすぐに目的地にたどり着けるでしょう。

見た目で最も目立つのが橋の入口にあたる部分の大きな柱で、竜のうろこのような尖った形をしています。
橋の高さは約100mで、橋の上からは竜神ダムを一望することが可能です。
なお、竜神大吊橋では橋の上からダムに向かってダイブするバンジージャンプがシーズン限定で開催されています。

竜神大吊橋は歩行者専用吊橋となっているのでバイクや自動車で橋に入ることはできないですが、竜神ダム周辺にはおすすめのツーリングルートもあります。
竜神大吊橋を目的地にしつつ茨城県内のスポットを回ってみるというのがよい方法でしょう。

それと、竜神大吊橋に入るためには入場料310円がかかりますので、その点も準備をしておいてください。

アクセス方法

竜神大吊橋は実際に渡ってみるのもよいですが、周辺から見上げてみるというのもまた一つの味わい方です。

袋田の滝から少し離れたところに位置しているのが竜神峡ですが、この駐車場が意外に道が狭く、シーズン中にはかなり混雑をすることもあります。
ただ、バイクの場合はすり抜けでどんどん先に入ることもできますし、二輪専用駐車場もあるので、比較的ラクに入ることができるかもしれません。

関東方面から訪れる場合は、常磐自動車道の「那珂IC」から約45分、もしくは「日立南太田IC」からも同じく約45分の距離です。
駐車場は無料で265台まで自動車が駐車することができます。

涼しげな渓流を絶景とともに眺めることができるおすすめスポットですが、これが紅葉の季節になると周囲の山々が真っ赤に染まり、また違った景色を楽しめるようになります。
都市部からはかなり離れたところにあるのでお店などは少なめですが、橋のすぐそばには「レストラン森の風」や「竜神ふるさと村」といったところがあるので、アウトドアなどを楽しみながら利用も可能です。

キャンプツーリングをするなら夜の星空も見どころの一つで、湖面近くから見上げると巨大な橋の向こうに鮮やかな天空の景色がのぞめます。