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高野龍神スカイラインの特長

日本国内には「スカイライン」という名称の付いたツーリングスポットがたくさんあり、文字通り、まるで空の上を走っているような爽快な心地を味わうことができます。
その中でも特に人気が高いのが、和歌山県伊都郡高野町と田辺市龍神村を結ぶ「高野龍神スカイライン」で、2003年からは無料開放されています。

落ち延びてきた平 維盛(たいらのこれもり)が、平家の命運を知るために護摩を焚いたのが名前の由来となっている護摩壇山(ごまだんざん)は、有数の原生林を有していることでも知られています。
全長42.7kmの高野龍神スカイラインでは、「紀州の屋根」と呼ばれているこの護摩壇山を中心にした四季折々の景色を楽しむことができます。
路面状況が非常に良く、低速と高速のコーナーが程よく続くのがこのスカイラインの特徴で、一部ストレートも楽しむことができるようになっています。

高野龍神スカイラインの見どころ

護摩壇山の南斜面にある「護摩壇山森林公園ワイルドライフ」では、60,000本ものしゃくなげを楽しむことができるほか、秋になるとヤマウルシやブナの紅葉が見事です。
途中には道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」があり、展望塔からは360度の景色を眺めることができます。
ごまさんスカイタワーは標高1,282mの地点にあり(展望塔の標高は1,306m)、天体観測スポットとしても有名です。

護摩木を積み上げた形をしているごまさんスカイタワーは高さ33mで、展望室からは四国も望むことができます。
まさに「天空の止まり木」という言葉がぴったりの空間です。
護摩壇山にはハイキングコースなども整備されていますので、ツーリングとハイキングを組み合わせて行くのもおすすめです。

すぐ近くには「日本三美人湯」龍神温泉があるので、県外から行く人はここで一泊するのもいいものです。
1000年の歴史を誇る龍神温泉でゆったりとくつろげば、日頃のストレスも吹っ飛んでしまうはずです。
館内の温泉の他に露天風呂もありますから、水着は必ず持参していきたいところです。

高野龍神スカイラインツーリングのポイント

高野龍神スカイライン周辺は雪が降るため、毎年、12月15日から翌年の3月25日にかけては冬季通行規制が行われています。
規制が敷かれている期間は、二輪車は終日通行止め、四輪車も夜間は通行止めとなりますので注意しましょう。
なお、交通規制情報については和歌山県のホームページで確認できますし、「龍神山の観光情報」Webサイトでも動画で状況をチェックをすることができるようになっています。

紅葉の季節にはかなりの渋滞が予想されますので、それに合わせてスケジュールを調整して行くと良いでしょう。
日ごろの体力づくりも大切です。