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オール満点の八戸川内大規模林道―日本の名道50選

日本の名道50選に選ばれた、日本有数の道路と言われても、ピンとこない人も多いでしょう。
知る人ぞ知る名道なのです。
何が良いのかと言いますと、八戸は岩手県にある市名ですが、国道106号線上から川内市内を通過して南北に延びる林道になります。

舗装されているので初心者でも走りやすい道路です。
他走絶景、新緑、すべて100点満点と高い評価をするユーザーが多くいます。
紅葉と入日、花見の季節も楽しめるので、冬以外はいつきても爽快な気分を楽しめる名所です。

名道を指定する基準は絶景ポイントを快走する道路という事になっているので、街中の道路が指定される可能性は極めて低い事になります。
これまでに指定された事例としては北海道のミホロ峠や伊豆スカイライン、阿蘇登山道路などです。
八戸川内大規模林道が伸びている岩手県川内市は、一日に多い時で12人程度の人間が下りたつだけの静かな田舎町で、駅は無人になります。

八戸川内大規模林道は舗装されていますが、山の中腹を走る街でただ一つの幹線道路です。
1933年に初めて幹線道路が開通した事を記念して記念碑が入口にたっています。

堺の神岳&赤田森

堺の神岳は標高1319の登頂に先が尖っている様が兜に似ているところから、兜の明神とも言われています。
勇壮でそばでみれば迫力です。
ふもとの岩泉町から遊歩道がのびていて、大人の足で約2時間程度ですが、山頂からは360度の大パノラマが楽しめます。
周囲には赤田森を含めて森林が広がっていますが、カラマツとミズナラの混合樹林です。

青葉松山&害鷹森

八戸川内大規模林道は青葉松山と害鷹森との間を走行するオフロードです。
標高1360mの山中には、ヤチダモやセン、ニレ、カエデなど複数の木々が群生しています。
山頂くらいになると良い香りがあたりに立ち込めているのは、アオモリトドマツがあるためです。

松の秋には一帯が紅葉で美しく彩られます。
大人の足で歩いても1時間半程度で山頂にたどりつきます。
通常笹竹が生い茂っていて、手つかずなので、登山にはおすすめできません。

むしろ早地峰山の方が、日本百名山認定の山で、登山道も整備されていますから、おすすめです。
標高1917mなので他山以上に、360度パノラマに期待がもてます。
早池峰神社が山頂と麓にあり、500年の歴史を誇る早池峰神楽が奉納されていました。
ハヤチネウスユキソウなどの特有の高山植物を見る事ができます。

ちょっと寄り道―安庭鉱泉&龍泉洞

八戸川内大規模林道は川内市を横断する国道とその先にある340号線を結ぶスーパー林道です。
せっかくここまで来たなら、走り抜けるだけではもったいないです。
川内氏周辺にある安庭鉱泉をおすすめします。
慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病に効果的な、源泉かけ流しのしなびた温泉です。

龍泉洞は全長4000mほどですが、まだその先がありそうだと言われています。
神秘的な雰囲気に圧倒される事必須です。