BRPの概要と歴史について

BRPとしてのブランドが誕生したのは、2003年です。
これだけを見ると比較的若いブランドに見えますが、実はここに至るまでの背景があるのです。
BRPの前身となったのはカナダのボンバルディアで、スノービークルを発明したことに始まります。
ボンバルディアは1942年に雪上車のメーカーを立ち上げます。

その後、1952年にはSki-Dooというスノーモービルモデルを開発して、幅広い層に支持されるようになります。
水上バイクや全天候対応車やバイクなどの開発にも乗り出すようになり、パワースポーツ業界に知られるようになります。
そして、ついに2003年にBRPという名称で新たなブランドを立ち上げたのです。

BRPはオンロードバイクだけでなく、スノーモービルやマリンバイクなどの開発もしていて、空海陸すべてのジャンルで先進的なモデルを送り出しています。
本拠はカナダのケベックにありますが、オーストリアやメキシコ、フィンランドなどにも開発拠点を持ち、独創的なマシンを生み出し続けています。

BRPはいわゆる大量生産をするタイプのブランドではなく、個性的でこだわりの強いマシンを提供しているのが特徴です。
一般道路での使用も当然可能ですが、やはり歴史を考えるとワイルドなシーンでの利用に力を発揮するマシンばかりです。
デザインもアグレッシブで独創的なスタイルとなっていて、人目を引くこと間違いありません。

BRPは日本ではそれほどメジャーな存在ではありませんが、ディーラーがありますので、そこから日本の法律に適合したモデルを購入することができます。
バイクモデルが日本ではメインとなっていて、他にはないスタイルの3輪バイクなどが人気を博しています。

BRPの代表的なモデル

BRPでは独創的なコンセプトでバイクを開発していますが、その中でも代表的なのが「CAN-AM」というシリーズです。
3輪バイクなのですが、フロントに2輪付いているタイプで、一見するとバギーのような安定感があります。
車軸長が長いので車体のブレがなく、どんな状況でも安心して走れるどっしりとした感覚があります。
車体が大きいのでシート周りも広々としていてツーリングにも最高で、オプション装備を付けることで長距離ツーリングを快適に過ごす一台にできます。
ツーリング仕様のモデルも出ていて、贅沢なフルバックのシートなどが装着されています。

「CAN-AM」シリーズにはオフロードモデルもラインナップされていて、これも人気があります。
バギータイプの作りで無駄をすべて排除した実用的なマシンで、どんな場所でも確実に乗り越えられるタフな走破性が特徴となっています。