ツーリング中の休憩を取るタイミング
楽しいツーリングも、事故に遭ったら一瞬で悲惨な出来事に変わってしまいます。
こうした事態にならないためにも、しっかりと休憩を取って疲れを溜めないことや集中力を維持することが重要です。
しかし、長距離のツーリングだと少しでも距離を稼ぎたいという気持ちから、限界まで休憩を取らないという人もいます。
これでは自分でも知らないうちに注意力が落ちている可能性があるので危険です。
そこで、1時間から2時間程度走行したら休憩を入れる、という形で意識して休むことが重要なのです。
基本的には、疲れてから休む、体のどこかが痛くなってから休憩するというのではなく、疲れる前に休むべきなのです。
そうすることで長距離ツーリングでも最後まで安全に運転できますし、ツーリング後も疲労が長引かずに済みます。
もちろん、ツーリングをしている時の天候やバイクのタイプなどによっても疲れ具合は変わってきます。
それでも、時計を見ながら「この時間になったら休憩する」と決め、最初から予定に含めておくのがベストです。
しっかりとリフレッシュするための休憩のとり方
1、2時間おきにこまめに休憩を取るようにする場合、通常の休憩は5分から10分程度でも構いません。
バイクを降りてヘルメットを外して、スーツやブーツなども緩めてリラックスできるようにしましょう。
全身を締め付けていると血行が悪くなりますし、気分的にも休めないので、こうしたちょっとしたことも大事です。
気温にもよりますが、休憩時には水分補給をして脱水症状に陥らないように注意しましょう。
また、軽く甘いものを食べるなどしてエネルギー補給をすることも疲労感を軽減するのに役立ちます。
軽くストレッチしたり腰や腕を回したりして、体を動かすようにすることも大事です。
バイクを運転しているとずっと同じ姿勢でいますので、どうしても筋肉が張ったり血流が滞ったりしがちだからです。
単に休憩所に寄るだけでなく、体を思いをリフレッシュできるようにしましょう。
休憩を取る時の注意点
仲間と一緒にグループでツーリングをする時には、周りの人たちの迷惑にならないよう注意しましょう。
たくさんのバイクをバラバラに停め、無駄に駐車スペースをふさがないようにすべきです。
バイク専用スペースがないのであれば、駐車枠に数台のバイクをまとめて停車しておくのです。
グループツーリングの場合は、事前に休憩場所を決めておくことでメンバーがはぐれるの防げます。
人によって疲労度合いが違うものですので、グループの場合は単独よりもこまめに休憩を取ることを意識すると良いでしょう。
特に食事のための休憩については、走行中に考えると運転に集中できないので、前もって決めて周知しておくと安心です。