PGOの歴史と特徴について

PGOは「Motive Power Industry」という企業が展開するオートバイブランドで、台湾に拠点があります。
その始まりは1964年で、都市部での使用率が非常に高い台湾のバイク事情に合った開発製造を進めてきました。
また、1970年代にはイタリアのピアジオを技術提携を結んで、基本的な技術と最新の制御技術などを磨いてきた歴史もあります。

PGOの特徴としては、個性的なデザインを挙げることができます。
マーケティング部門からの提案を含めて、様々な意見やアイディアを統合して独創的で機能的なデザインを生み出しています。
さらに、最新のシステムを活用してデザインを形にする試みもなされていて、他メーカーとの競争力を高めるデザイン力を伸ばしています。

また、経済性とエコ性能の向上にも積極的に取り組んでいることで知られるメーカーです。
台湾は密集した都市部にたくさんのバイクが集まる環境となっているため、省燃費を達成することや排ガスによる環境破壊をなくすことが社会的な課題ともなっています。
こうした環境で生まれる技術やアイディアが生かされ、PGOの未来志向のバイク作りに役立てられているわけです。

日本においてもPGOのバイクは代理店を通じて入ってきています。
125ccから250ccまでのいくつものモデルがあり、コスパに優れたマシンを提供するということで販売台数を増やしています。
まだまだ日本における販売の歴史は新しいですが、アジアメーカーはその勢いを伸ばしていますので、見逃せないブランドとなっています。

PGOの人気車種とは？

PGOは125ccクラスが特に人気で、中でも「G-MAX125」モデルは日本のライダーのニーズにも合っています。
スーパースポーツスクーターというコンセプトでマシンを作っていて、スポーティーな流線型の車体は優雅さを感じさせます。
また、エンジン性能も足回りも機動力を高める工夫がなされていて、ゆとりのある走りを実現してくれます。
剛性の高いフレーム構造を採用するなどして、高速走行でも安定した走りを見せてくれます。
さらに、スポーツスクーターというジャンルではありながら、コーナリング特性に優れていて、ぐらつきが少なくスムーズにコーナーを脱出できる性能を持っています。

「TIGRA」はパワフルなエンジンを持ちますが、街乗りのスクーターとして利用することを想定したモデルです。
見た目は大きめのシティースクーターという感じでシンプルですが、空力特性を考えたボディーデザインや、125ccのパワーのあるエンジンなどは快適な走りをしっかりと見せてくれます。
使いやすいハンドルロックやシャッターキーなど防犯性にも優れていて、普段使いに便利な一台ともなっています。