プジョーの歴史と特徴
プジョーは、フランスのメーカーで自動車やバイクの世界で非常に高い知名度を持ちます。
その歴史は非常に古く、実に200年以上さかのぼるとされています。
プジョーというのはスイスやフランスの名字で、フランスのモンべりアールという地方に一族がいます。
その地で1810年頃に製鉄所を作ったことが、現代のプジョーの基礎となっています。
単に製鋼をしていただけでなく、時計用の部品や刃物、調理器具など、様々な鉄製品を製造してきたのがこの会社の特徴です。
鉄鋼を使った製品の種類を増やし技術を高めていきますが、1880年代になって自転車の製造にも取り組むようになりました。
こうして、モーターサイクルに関わる歴史が始まったのです。
1890年代になると蒸気機関で動く3輪車を開発し、初の機関付きの乗り物を作り始めます。
技術革新が進み、自動車の製造が世界中で始まるとプジョーもそれに参戦しました。
世界大戦などの時代背景もあり、様々な異なるタイプのバイクも開発製造するようになります。
第二次世界大戦が終了すると、軍用機の機能性のみを重視したバイクではなく、一般市民が楽しめるバイクを作り始めます。
たとえば、1951年には50ccの小型バイクでCMには女性を起用するなど、あらゆる層に訴えるバイクを販売し始めるのです。
その後も、家庭用バイクからレース仕様マシンまで商品ラインナップを増やしていき、スポーツスクーターという新たな分野でも評価を高めてきました。
プジョーの人気車種とは?
プジョーというと、日本では圧倒的に自動車の方が有名ですが、バイクでもいくつかのモデルが正規販売されています。
国内で人気の高いモデルは「ジャンゴ」と呼ばれるシリーズで、ヨーロッパらしい優雅なシルエットが特徴的で、柔らかな曲線とゆとりのあるシートやタイヤ周りが目を引きます。
ボディーは多少長く作られていて、安定感のある広めのシートとステップボードは、ツーリングでも快適に走れる仕様となっています。
どちらかというとクラシックな雰囲気ですが、プジョーの特徴的な色である鮮やかなブルーがイメージにメリハリを与えています。
操作性の高いハンドル周りや切り返しのしやすいサスペンション構造などは、シティーユースを強く意識した作りとなっています。
ボディーペイントは自動車と同じ流れになっていますので、自動車とバイクをプジョーでそろえるというのも一つの楽しみ方です。
どちらもフロントのプジョーエンブレムがデザインのアクセントとなっていて、プジョー好きにはたまらないでしょう。
安定感のある走りや軽やかにどこにでも出かけられる駆動系のゆとりは、走りの楽しさも教えてくれるはずです。