aideaの特徴と歴史
「電動バイクで地球を救う」をコンセプトに、2019年の東京モーターショーで初のお披露目をしたモビリティブランドが「aidea」です。
aideaは「ADIVA」(Nicola Pozio-ニコラ・ポツィオによって1996年に創設されたイタリアのバイクメーカーを前身としており、デザインはローマのイタリアチームによって行われ、神奈川県相模原市の工場で生産されています。
ADIVAはもともとイタリア発のコミューターブランドで、屋根付きスクーターの製造販売を行っていることで知られています。
2000年には「移動を喜びにする」ためのオーディオシステムと開閉式ルーフを搭載したモデル「ベネリ アディバ 150」を発表し、話題を呼びました。
aideaの人気車種
ADIVAの流れを受けて、aideaでは2020年6月15日にデリバリー用途に適した屋根付きの3輪電動スクーター「アイディア AAカーゴ」を新発売しています。
aideaの意図は、走行時にCO2を排出しないゼロエミッションビークル(ZEV)を製造することにあります。
AAカーゴは4kWhの大容量バッテリーを搭載しており、蓄電池としても使うことができます。
サイズは小型乗用車の半分なので、渋滞や駐車場不足などの問題に悩ませられることもありません。
しかも電動なので、ガソリンエンジンとは違って匂いも少なく、騒音に悩まされることもありません。
てすから、閑静な住宅街に住んでいる人でも、始動音やアイドリング音を気にすることなく早朝や深夜に走行することができるのがメリットです。
また、3輪のためバイクに乗り慣れていないビギナーでも安心して乗ることができます。
前後のホイールは大径13インチですから、段差のある道路でも安定した走行が楽しめます。
価格は「AAカーゴ α4(原付一種)」がメーカー希望小売価格877,800円、「AAカーゴ β4(原付二種)」が900,900円ですから、コスパや利便性を考えるとかなりリーズナブルだと言えます。
aideaからは、AAカーゴ以外にもルーフ付き大型電動バイク「AD-4」などが発売されています。
こちらは限定わずか10台のオフィシャルコンプリートモデルですので、興味のある人は早めに問い合わせをするといいでしょう。
AD-4のメーカー希望小売価格は2,484,000円です。
EVのメリット
EVはガソリンエンジン車と比較すると、コストをかなり軽減できるというメリットがあります。
ガソリンエンジン車の燃費は25km/1l、AAカーゴの燃費は20km/1kWhとなっており、走行1kmあたりのコストに換算するとガソリンエンジン車が5.2円、AAカーゴが1.3円ですから、4分の1のコストでEVを走らせることができるということになります。