蔵王エコーラインは歳時記の変化が楽しい
蔵王エコーラインは春、夏、秋いつ行っても、その季節で最も美しい姿を見せてくれるスポットで、ライダーの走りたい意欲を引き出してくれます。
周辺にも見どころいっぱいなので、ぜひさまざま寄り道もしていきたいところです。
宮城県蔵王町の遠刈田温泉郷から上山温泉郷までを結ぶルートで、その間に蔵王山御釜やみやぎ蔵王えぼしリゾート、蔵王焼万風釜、蟹仙洞といった名所があります。
より道しがいのあるおもしろいコースです。
なによりも複雑なコーナーがいくつもあって、ライダーの腕がなるという人もいるでしょう。
初心者じは大変かもしれませんが、経験のためにこうした変化に富んだルートも体験してみてください。
花見と雪見を両方楽しむコース
蔵王エコーラインのだいご味は、いつ行ってもはずれがない事でしょう。
蔵王は国内有数の豪雪地帯なため、冬の間のエコーラインは積雪のため閉鎖されます。
4月に入るとまもなく、大型除雪機によって道が開けられるのと同時にできる、巨大雪壁回廊が迫力あって見事です。
断崖絶壁の雪の壁をみるために、バスツアーが開催されるほどの人気アトラクションなのです。
一方で春の花見ができるのが蔵王の面白ささです。
山頂は樹氷が舞う一面の銀世界ですが、山ろくはサクラが咲き始めています。
360度パノラマが一望できる展望台
エコーライン上にはいくつか展望台があります。
その中の1つ滝見台展望台は、文字通り勇壮に流れ落ちる三階の滝や周囲の山々を一望できます。
日本の滝百選にも選ばれた三階の滝をまじかに見ることができるスポットです。
夏は緑豊かですが秋は紅葉がすばらしい景勝地です。
同様に不動滝展望台みありますが、水しぶきと轟音からマイナスイオンが出ていて癒されます。
駒草展望台は高山植物のコナクサの群生地でもあるので、可憐な花が見られる事でも人気です。
不帰の滝も見えて周囲の山々を展望できる魅力はあるでしょう。
ゲストハウスもあるので休憩所としてもおすすめします。
蔵王ハイラインもライディングしたいところです。
国立公園になっています。
5月すぎても残雪があり、標高の高さがうかがえる環境です。
奥羽山脈を360度見渡す展望の良さは、声を失うほどの感動でしょう。
少し先に山頂へ上るためのリフトがあります。
空の上からエコーラインを含めて、周囲の山々を一望できる景勝地です。
上山温泉と蔵王温泉
青根温泉湯元不忘閣は、多くの文人や大名らに重宝された、由緒ある温泉宿です。
安土桃山時代様式建築が、大変風情ある趣きを感じさせます。
伝統的な建築法をそのまま使ったひのき風呂が、人気です。
遠刈田温泉そばには桜並木があり、背景に蔵王連峰を眺める事ができます。
源泉かけ流しの温泉が楽しめる温泉旅館です。