ロイヤル・エンフィールド(Royal Enfield)について
ロイヤル・エンフィールド(Royal Enfield)は、長い歴史を持つオートバイブランドです。
現在のラインナップも長い歴史を感じさせるようなクラシカルな車体が多いことが特徴です。
スタートはイギリスでしたが、今現在はインドの自動車メーカー「アイシャー・モーターズ」のブランドです。
元々は19世紀半ばから存在したミシン針、機械部品といった部品を作る「ジョージ・タウンゼントアンドカンパニー」という会社が、1892年、自転車の製造も行うようになり、自転車製造部門が「エンフィールドサイクルカンパニー」として独立、20世紀はじめからオートバイを製作するようになりました。
ちなみに、今現在のラインナップにも並べられているロイヤルエンフィールドの代表モデル「Bullet(ブリット)」が発売されたのは、1930年代始め、それから80年以上経った今でも、モデルチェンジや進化を遂げて、「BULLET 500 EFI」として発売されています。
そして、1955年には「エンフィールド・インディア」が設立し、インドでもオートバイの生産・販売が行われるようになりました。
ただし、イギリスでは1962年に会社が譲渡され、1970年には倒産し、インドの「エンフィールド・インディア」のみで生産が行われているだけとなりました。
ロイヤル・エンフィールド(Royal Enfield)の現在
現在の形態に変わったのは、1993年にアイシャー・モーターズがエンフィールド・インディアを買収、94年「ロイヤルエンフィールド・モーターズ」へと社名変更し、96年には吸収合併により「ロイヤルエンフィールド・モーターズ」はアイシャー内のブランドとなりました。
ラインナップ
現在のラインナップの一部をご紹介します。
「Continental GT」…排気量535cc、単気筒エンジン、ロングタンク、カフェレーサー(公道でレースする時に自慢できるような、速く、格好いいバイクという趣旨を持つバイク思想)の伝統を持つモデルで、軽さ、速度、パワー、デザイン、操縦性、どれをとっても高品質なロイヤルエンフィールドの傑作バイクです。
「Bullet 500 EFI」…排気量500cc、ロイヤルエンフィールドの伝統を守りつつも、キャタビライザー、EFIなど最新技術を駆使したモデルです。
全体的にクラシックな印象を持ったBulletは、燃料タンクのウィングバッジやゴールドラインが印象的です。
また、セルモーター、インジェクションをはじめとした電装系を信頼性の高い日本のものを使っているので、スタートからその力を十分に発揮してくれます。
「Classic 350」…排気量350cc、車体の各所に1950年代から英国車に受け継がれてきたスタイルを継承するモデルでありながら、最近の廃棄ガス規制にも対応しているテイストフルな346cc単気筒エンジン、負圧式キャブレター等を採用しているモデルです。
メーター類はヘッドライトに埋め込み、サドルシートはクラシカルな印象を受けるスプリング式のものと、ロイヤルエンフィールドの伝統と最新の技術が融合したモデルです。