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トライアンフ(Triumph)について

トライアンフ(Triumph)は、長い歴史を持つオートバイブランドです。
1885年に輸入貿易会社としてイギリス・ロンドンでスタートした「ジークフリード・ベットマン貿易会社」が、自転車を取り扱い始め、1887年、「トライアンフ・サイクル」として自転車の生産、販売を行うようになりました。
その後19世紀に入り、1902年、他社のエンジンと自社で作成したフレームを組み合わせ、「ナンバー1」というモデルを生産し、オートバイの生産を開始し、1906年、「トライアンフ・エンジニアリング」をスタートさせました。

第一次世界大戦時には軍用オートバイの生産も行っています。
1923年には「トライアンフ・モーターカンパニー」として4輪自動車発売も開始しましたが、世界恐慌などの影響もあり、1936年、オートバイ部門は買収、独立しました。
しかし、その際トライアンフ再建のためにスピードツイン(並列2気筒のエンジン)のヒット、その高性能版のタイガー100は1939年と今から80年以上前のモデルにも関わらず、最高速度160km/hと当時の市販車としては驚くほどの性能を誇っていました。

それから第二次世界大戦を経て、60年代までは順風満帆だったものの、60年以降に日本製オートバイが登場してからは業績悪化を辿り、1983年にトライアンフ製造の中心工場であったメリデン工場は閉鎖されました。
今現在の「トライアンフ・モーターサイクル(Triumph Motorcycles Ltd)」となったのは、ジョン・ブルーアが商標権、生産権購入によってリスタートさせてからになります。
ただし、技術的なもので日本のオートバイに対抗できず、安定した品質のオートバイ生産が可能になるのは、90年代にはいってのことでした。

トライアンフのオートバイ

歴史が長いトライアンフは、同じ車種名でも外観が異なるモデルが多いのが特徴です。というのも、ひとつの車種名を長期使用するためです。ですので、
また、現行車種はライダーの冒険心を刺激するモデルが揃う「アドベンチャー&ツーリング」オンロードタイプ主体、サーキットや公道で活きた走りを可能とする「ロードスターズ&スーパースポーツ」、クラシックスタイル・カフェレーサーなどレトロ、クラシックなモデルの「モダンクラシック」、アメリカンタイプの車体である「クルーザー」の四種に分かれています。

現行モデル(一部)

「TRIUMPH DAYTONA 675R」…675cc、水冷DOHC並列3気筒エンジンを装備した「Roadstars&Superspots」モデルです。
サーキット走行のためのデイトナ675Rは、速く、高いハンドリング性能と乗りやすさを実現し、Ohlins製サスペンション、Brembo製ブレーキ、カーボントリムなど、細部にまでこだわった、「本物のサラブレッドに乗っている」気分を味あわせてくれます。

「TRIUMPH TIGER EXPLORER XC」…トライアンフのTIGERのラインナップは、ツーリング向けXRシリーズ、オフロード向けのXCシリーズに分かれています。
このXCは1215cc3気筒エンジン、電子スロットルシステム、トラクションコントロール、クルーズコントロール、切替式ABSといった最先端の電子デバイス等の装備により、さまざまな環境・速度での安全性、安定性が確保されているモデルです。
それでいてオフロードにおいては高い走破性を誇り、コーナリングではダイナミックな運転が可能となっていて、「どんな場所でも走る楽しみ」を感じることが出来るモデルです。